けんじろと付き合うことになりました。

22日に別れたあと、『ちゃんと話がしたい』ってメールがきて、
昨日の夜会う約束をし、銀座で飲んで、一緒に彼の家へ。



彼女の私物だらけだった彼の部屋が、きれいになってる。彼女の私物がさっぱりとなくなっていた。

『部屋掃除して待ってる』と言っていたから少し期待していたけど、やるときはやるんだなっていうのと、私がちゃんと信じられるように行動してくれたんだなというのが伝わってくる。

核心に迫った。彼女とはちゃんと別れた、心残りもないと。


嬉しさと同時に、私も言わなければならないことがある。Tのことだ。

いつだかのダイアリにも書いたが、Tは私に、『彼氏ができても俺には会ってほしい』『今おまえがいなくなったらどうにかなりそう』と言ったことがあり、

さらに最近では、『本当はおまえの彼氏になりたいけど、今の俺にはおまえが辛いとき支えてやれるだけの余裕がないから、だから付き合えないんだよね俺たち』的なことを言われていた。つまり、私もTのことが好きだけど今は付き合えないよねってことが言いたかったらしい。


私の気持ちはだいぶ前からTの元を離れている。あの人を本気で好きになっていたし、今はけんじろのことが心から好き。

いわばTは保険だった。いつしか好きだった気持ちがなくなって、寂しいときの埋め合わせになっていた。


けんじろと付き合うからには、もう今後Tとは会わない。私が彼女の件で嫌な思いをしたように、けんじろにも嫌な思いとか、心配とかかけさせたくない。好きだから、Tとはすっぱり縁を切ります。

けんじろにそう話すと、彼は信じてると言ってくれた。明日にでも、Tの家へ行って、鍵を返そう。