HANABI

HANABI

先月の連休に行った修善寺OB・OG旅行。
先輩の車に乗って麓の街までくだるとき。

空には満天の星空、車内で流れるHANABI

みんながいたから泣けなったけれど、ほんとうは、涙をこらえるのに必死でした。



何を隠そう私はミスチルの大ファン。小学校を卒業するころにはまりだし、以降私の青春時代の原動力は、ミスチルの奏でる曲、桜井さんの紡ぐ詩だった。中高時代は毎日のように音楽をあさっていたが、ミスチル椎名林檎ビートルズは、絶対にぶれなかった。

大学に入ってしばらくすると、ミスチル熱は落ち着きをみせた。アルバムが出れば無条件に買う程度。

生意気なことを言うが、最近のミスチルは、ミスチルじゃないと思っていた。
テレビから流れてくる最近のミスチルは、メディアに頼まれて作ったような音の運びだったし、十代にウケそうな歌詞も安っぽく聴こえた。私の中のミスチルは、完全に終わったかにみえた。

HANABIは私の中で、久々に鳥肌の止まらないミスチルだ。
実は修善寺旅行で初めて最後まで聴いて(最近のミスチルを聴きたくなくて最近は曲すらちゃんと聴いてなかった)、さっき歌詞をちゃんと見たくて動画を検索。

涙がぽたぽたと流れ、嗚咽してしまった。

あの人のことを想った。もう、好きなんだと思う。叶うわけないけれど。うん、決して言うまい。これからも会えるのなら、今までどおり平気な顔をしていよう。結ばれないことより、会えなくなる方が、よっぽどつらい。

Tのことを想えなかった。ごめんなさい。