フェルメール展

確か高校の英語の教科書にフェルメールについてのトピックがあって、すごく引き込まれる画を描いてた人なんだなと、青二才ながらに思ってた。

西洋画の展示を観るのは久しぶりだと思ってたけれど、パリの100年展行ってたわ。


フェルメール=光が云々
を全面的に宣伝するだけあって、無意識にそれを意識しながら観た。

普段の生活の中で、ふと「きれいだなあ」と思わせてくれる陽の光(例えば木漏れ日とか)を連想させるような空間がそこにはあって、
でもフェルメールの作品の中には木漏れ日だとか植物を介しての光というものを描いている画はほとんどなく、
部屋の窓から射す光だとか、そういう生活の中の光が多いのが印象的だった。

きっとフェルメールという人は、
日常生活で見落としがちな光をしっかりと捉える、というかしっかりと感じることができる人だったんだと思う。

それが光に対する好意だったのか、憧れだったのかは知らないけれど、

作品を観ていて、なんとなくだが、この人は光というものに憧れていたのではないかと、思う瞬間が何度かあった。

暗さの中に光を見出だす、という印象を受け、
それが現代の人々にも受け入れられる所以なのではないかと、ふと思った。

久しぶりに全てが惹かれる作品ばかりで、満足と興奮で、自分用ポストカード*1を10枚も買ってしまった!

お母さんも好きそうだと思ったので、クリアファイルをお土産に買った。仕事で使ってくれると、いいな。

*1:展示を観に行くと必ず買ってる私のお決まり行事