Tと電話した。2週間ほど会っていない。

先週頃から、会いたい会いたいと言ってくる。土曜日に会う約束はしたものの、今からバイクでそっち行きたいとかもう少し電話してたいとか、今日のTはいつになく素直だ。

そしてそれを軽くあしらっている自分がいる。

不思議だ、立場が逆転した。


俺のことほんとに好き?と聞かれ、

好きだよと答えた。

私は、反射的に、彼に嘘をついてしまった。
この2週間、私はTのいない生活を大いに楽しんでいて、正直いって彼のことを忘れていたし、
高木くんのことも恋愛感情はないけれどひっかかるしで、とにかく私の頭に、Tがいなかった。


電話をしながら、急に甘えられても乗りきれない自分がいて、
Tのこと好きじゃないかもと思っていた矢先の意志確認。

しかも、電話が終わろうとしたとき、
「また付き合ってくれへんか?」
とTが。

完全に心の準備ができてなかった。はっきりとした答えを返せなかった。
Tが私に会いたがっているのは、私が好きだからだとは考えにくい。ただ単に寂しいからだという思いが消えない。
付き合いたいっていうのだって、寂しいからなんだろ、どうせ。と思ってしまっている自分がいる。

なんて不毛なんだ。というかタイミング悪い。さいきん、Tとはこのままの関係の方がいいんじゃないかと考えていたばかりなのに。あーもう。

なんでまた付き合いたいって思うの?と聞いても理屈っぽいので*1、「もっと解りやすく言って」と言うと、電話じゃ難だからと、土曜日に持ち越されてしまった。どうなることやら。私の気持ちもどうなることやら。

*1:彼はいつも理屈っぽい。そういう意味では高木くんと正反対。