昨日は、パン屋バイトの飲み会。一応、私と同年バイトのKくんが幹事ってことで(実質上の幹事は副店長だったけど)。

副店長が予約してくれた「アントニオ猪木酒場」なる居酒屋で、社員も新人さんもベテランさんもわいわいがやがや飲んだくれました。ちなみにこの居酒屋、猪木本人がプロデュースしているらしく、内装もエンターテイメント満載で楽しかったし、お料理ももっさ美味でした。みんなで飲むにはもってこいです!

バイトで来てる子はみんな私より年下だから、なんだかとっても雰囲気が若くて、おばさん困った!
ある一角なんかプチ合コンみたいになってて、店長とKくんたちとでそれを傍観して楽しんだり。

バイト中あまり絡みのない子も、ここでは普段見せない笑顔を見せてくれたり、
バイト中聞けない恋のお話しなんかも聞けて、とても楽しかった!
やはりみんな、働いているときより笑顔がカジュアルで、昨日はそんなみんなの一面をみることができていい時間だった!

私はというと、最初はマイペースに飲んでいたのだが、途中から後輩Uくんに日本酒をさんざん飲まされ、あえなくリタイア。といってもサークルとは違うので場をわきまえ、静かに酔っ払う。


少しいいきもちになって、Kくんに元彼Tについて、いろいろ相談していた。

Kくんは昔付き合ってた彼女とセフレ関係になってたことがあるらしく、私の状況を、わかるよと言って理解してくれる。最近よく電話やら仕事中やらに、あーだこーだと意見を交わしている。

前回の日記に書いたことをかいつまんで話し、
「『付き合う』って形にこだわらないなんて言ったけど、今度のことで自分の身の振り方を考えたよ」
と言うと、ふんふんと言って、理解してくれた。
KくんはどちらかというとTみたいな立場にいた人だから、Tの『体が欲しい』という気持ちが分かる、だから『好き』って言っちゃうのも分かるよ、男ってそんなもんだって、と言う。

頭では解かっているんだけど、うん、でもやっぱりそうだよね。

私はやはり、Tの心が欲しいんだ、と思った。でも、今の状況じゃとても手に入りそうにない。


いつだかTに、
「他の人と恋愛したっていいんだよ(付き合ってないから)、でも、俺の前からいなくならないで」
と言われた。まったく勝手な話だが、私はそれを受け入れている。正直な話、学生最後の年だ。私は、戻らない時間をできるだけ楽しく生きたい。だから受験生との実らない関係に、自分の2度と戻らない大切な時間すべてを使ってしまうことに、いささか疑問があった。つまりは、没頭してなにもかも見えなくなるほど、Tのことは愛していないということなのだろう。私もTと同じく、絶対的な味方がほしいだけなのかもしれない。

Tに言われたわがままをKくんに言うと、
「もしmatucoのことを愛してくれる人がいたとして、その人にとってそれは、絶対厭なことだよね、隠せるの?」
痛いところをつかれる。そう、これは矛盾のなにものでもない。

私は隠し事ができない。昔付き合っていた人に浮気を隠されたことがあり、男女間での隠し事が大嫌いになった。
だから、何があってもその人の損得考えずに言ってしまう。

だからもし、そういう状況になっても、きっとその人に打ち明けてしまうだろう。
でも、そのとき私はTを切り捨てられるのだろうか。Tの悲しそうな顔を想像するだけで、胸が痛い。


だから私は、同じループを繰り返すのかもしれない。Kくんの悲しげな目を見たら、なぜだかそう思った。