ミア・ファローの『follow me』を観た。原題は『private eyes』。すごくおもしろいのに、どこにもレンタルしてない。*1かなしー

参考にストーリーでも

舞台はイギリス。富も名誉も兼ね備え申し分のない男・チャールズ。彼にはある悩みがあった。新妻・ベリンダが、どうやら浮気をしているらしい。チャールズが仕事の間、彼女はどこかに外出しているのである。これは怪しいと感じたチャールズは私立探偵・クリストフォルーを雇い、彼女を尾行させようとする。クリストフォルーは探偵とはとても言いがたい白のレインコートを着、いつもマカロンを食べて歩く。

ベリンダはヒッピーのアメリカ人。チャールズは自分にない自由さを持った彼女に惹かれ、結婚した。しかし結婚後は仕事一辺倒で堅物なチャールズ、慣れない上流階級、ベリンダは疲れていた。そんなベリンダを癒してくれるのは、ひとりであてもなく外出して過ごす時間だった。彼女は植物園に行ったり、ホラー映画2本立てを観たりして1日を過ごした。しかし彼女はある日、白いレインコートを着てマカロンをむしゃむしゃ食べながら自分を見つめる男に出会う。最初は警戒していたベリンダだったが、彼は一定の距離を保ちながら、彼女の外出に付き合うだけ。ベリンダは次第に彼と打ち溶け合っていく。言葉はない。触れてもいない。ただ見つめあうだけ。また彼は、後をつけるだけではなく、自分が前に出て自分が観たい映画館に入ったりと、一定の距離を保ちながら、『尾行という名のデート』をリードしたりもする。とても純粋な、心と心のふれあい、なのだ。

2週間後、探偵・クリストフォールはチャールズに調査の報告をした。『奥さんはやましいことなんてしていませんでした。でも、“恋人”がいるようです』。これを聞いたチャールズは家に帰るとベリンダを怒鳴った。するとベリンダは、『ちがうわ!ただ見つめるだけの見知らぬ男がついてきて、いつしか心のふれあいを感じるようになったの』と言う。チャールズはクリストフォルーの家に乗り込んだ。あとを追ったベリンダは、クリストフォルーの正体が、夫に雇われた探偵だったと知り、失望する。その日から、ベリンダは家に帰らなくなった。何日かして、探し当てたのはクリストフォルー。聞けば、彼女はまだ夫のことを愛しているという。そしてその思いは夫であるチャールズも同じだった。クリストフォルーはある作戦を思いつく。
数日後、テムズ川の遊覧船に乗ったベリンダは視線を感じた。彼女の視線の先には、白いレインコートを着てマカロンをむしゃむしゃと食べるチャールズの姿があった。

いい映画なのに!なぜDVD化されていないの!DVD化希望!

*1:なぜ観れたかというと、家に録画のビデオがあったから