週末、Tに会った。用事を早めに済ませ、いつもより早く彼の住む街へ。
たぶん1ヶ月くらい会ってなかった。懐かしいし、やっぱり愛おしい。


すぐには家に行かずに、何をするでもなくとぼとぼとアーケード街を散歩していたこの日。
「一緒に街を歩きたかった」のだという。なんだかこうやって温かい気持ちを過ごすのも、いいな。


最近彼の家に居候しているという人が働く牛角へ行く。
お店へは入らず、ドアの向こう側で働く居候くんに向かって彼が手でバッテンを作って、私を見せる。
『今日は来たらアカンで!こいつがいるから!』って意味だ。満面の笑顔で頷く居候くんに会釈する。すごく恥ずかしい。


彼の部屋で軽く夜ご飯を食べる。一休みする間もなく、この日は私が彼を襲った。だって、ずっと触れたかった。