芸術都市パリの100年展に行ってきました。
美術館や博物館で、ほんものを見るのがとても好きで、この展示は就活が終わったら行きたいと思っていたもののひとつ。
ロマン派から第二次世界大戦まで(1830〜1930)の作品を扱っているそう。

私は大学で日本史学を専攻しているのだけど、西洋とか日本以外の文化や芸術にも興味はもりもり。というか、日本以外のものに興味があるから、日本の文化や芸術や思想についても考えることができるなあっていうのが、私のスタンスだったりもする。

100年前といったら日本では明治時代で、
「そうか、この絵が描かれた頃って日本ではこんなことがあったよなぁ。ふーん、国が違うだけで文化もこんなに違うんだ」
と思いながら展示を見ていました。

画家たちの育ったパリの街並みや田園風景、人々の生活が描かれた絵画がずらっと並んでいて、画の中でパリの生活を送っているような、不思議な気分になった。

画の中のパリって、どの画家の作品でも、「やわらかい綿のような街」という印象がある。私の中だけのイメージかもしれないけど。パリに行ったことないし。今回の展示は、そんなイメージを強くさせてくれる画ばかりで、見ていて心がほっとする気がした。

今回の展示は印象派が活躍していた時代のものが多かったし、必然的にそういう画が多いっていうのもあるのかもしれない。美術史のことはよくわからないけれど、印象派の画は大好きだ。
ルノアールとかセザンヌの名画も飾っていあって、ちょうこうふんした。

そうそう、美術品のほかにも当時の写真や風刺絵も多く展示されていて、とってもおもしろかった!エッフェル塔ができる途中の写真とか、当時の人々の生活を撮った写真、当時の世相を皮肉った風刺絵なんかは、美術館なのに微笑まずにはいられないものばかりだった。

こうやっていろんな「ほんもの」に触れることって、人生においてとても大切なことだと思う。これからもこうやって、自分を形成してくれるものに触れ続けていきたいなあ。