■
就活が終わったのはいいんだけれど、一難去ってまた一難とは言ったもので。
今月のはじめだったか、家に法律事務所の資料が置いてあった。
調停裁判をすることに、決めたのだという。
つまり、離婚裁判。
長年両親の不仲を見てきた私としては、タイミングとして遅いんじゃないかと思うくらいだけど、母が一生懸命考えた、結果なんだと思う。きっとネックだったのは私たち子供のことだったと思うし。
母の決めたことに、私は賛成だ。
私はもう成人しているし、母の人生を1人の女性の人生として考えられるようになった。そう考えた時、やっぱり2人の結婚生活に意味を見出すのはとても難しくて、それは母本人もずっと抱いていた気持ちなんだと思う。
父は尋常じゃないくらい激昂する人なので、裁判が始まる直前まで、このことは秘密らしい。
うまくいって、母が本当に幸せになってくるよう、願う。