YSから電話がかかってきた。好きな人ができたのだという。ちょっと複雑だけど、よかったね。

好きな人にまた勢いで告ってしまったと歎く彼に、
「私はそういう勢い持ってないから逆に羨ましい」
みたいなことを言った。

それでもうじうじ言っていたのでこの際だと思い、すべてを打ち明けた*1


私はある人の浮気相手だった。

あなたが私を好きだといってくれていた時も、私はその人に抱かれてた。

でも好きになってはいけない人で、本当の気持ちを吐き出せずにいたら、その人は私の前からいなくなった。

最後に少しでも素直になれれば、結果は同じでも、過程がかわってたはずなのに。だからあなたの直球勝負が羨ましい。


全てを言い終わるとYSは泣いた。当たり前だ。私はYSの当時の純粋な気持ちを踏みにじった。隠しておけばよかったのに、YSには隠せない。きっと私の中にも、こんな終わり方をしてしまったことを、誰かに聞いてもらいたい願望があった。それがよりによってYS。


「ごめんなさい。嫌いになりたかったら、嫌いになって」と言ったら、
「おまえ最低だけど、人としては変わらず大好きだからな」といわれて、最低ながら泣きそうになった。

*1:そういえば、ダイアリーにも書いたことなかった