六本木で、アパレル業界研究セミナーなるものに行ってきた。
私は一応この世界に多少の憧れを抱いて1年半の間、アルバイトとして販売員をやっているのだが、*1
いざ就活する年になって今の仕事を社会人になってもやりたいかと自問し、とても迷っていた。

今のバイト先は店長を含めスタッフが7人。その内社員が3人、学生は私ひとり残りの3人はいわゆるフリーターさん。

大学を卒業して、フリーターの人達と同じフィールドに立つ−世間で頑張って働いているフリーターのみなさんや、この日記を読んでくれている友達の中にもフリーター経験者がいるからあまり言いたくなかったけれど、私の意地にも似たつまらないプライドは、そのフィールドを激しく拒んでいた。
アパレル業界の中で目指すものは違っても、平の1〜2年は、販売員を経験するだろうし、私もそれは当然だと思う。でもなぜ大卒で社員になってまで学生やフリーターと同じ仕事をしなければならない?大卒なら大卒の、もっとその強みを活かせる仕事はいくらでもある。今そのフィールドで働いているからこそ、疑問に思っていた。


今日のセミナーに行って、自分はやはりアパレルで働きたいのだと思った。この業界に存在する様々な職種について、前より具体的な興味を持てている自分がいた。私の気持ちを邪魔していた変なプライドも、結局は自分が今居る販売というフィールドの中だけですべてを見た気になっていただけだったと気付いた。そして学歴なんて関係ないと口では言っていても、やはり頭ではそんなこと考えてたんだなと思ったら、そんな自分を卑しく感じて、やはり環境って怖いなと思った。


とにかく、最初は販売でもいい。誰と並ぶとかじゃなくて、私は販売が好きなのだから。接客が好きなのだから。嫌なこともあるけれど、お客様の笑顔を見ることができれば、そんなのとてもちっぽけなことに思える。これだって販売というフィールドで自分が学んだことだ。

お客様と接する仕事がしたい。

アパレル一本にするかは未定だし、多分それはないと思うし、この気持ちがいつまた変わらないとも限らないが、もしまた躓いたときは、この日記を読み返したいと思う。

アパレルにもブランドのクオリティの高さとか私の知らないいろんな世界があるし、まずはそれを知ることから始めたいと思う。あと、福利厚生とかとても重要だしね、もちろん初任給も。

とにかく今日はアパレルという世界、販売というフィールドがやっぱり好きなんだ私はと再確認できてうれしいです。

*1:といってもアクセサリーだけど